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髪が痛む原因とは・・・?

髪の毛が痛む、ダメージがある髪の毛の状態とは、簡単に言うと髪が傷ついて中身がスカスカになっている状態の事を言います。
わかりやすく説明するために下の図を使っていきます。


まず髪の毛は、3つの層から出来ています。
髪の毛が痛むということは、上の図の一番外側にあるキューティクルがめくれたり、剥がれたりすると髪内部の水分が蒸発し、タンパク質が流出します。
そして、髪のタンパク質がほとんどなくなり、スカスカになった状態の事を言います。

髪が傷んだ状態では、髪のパサつきや広がり、ごわつきなどが出てしまいます。

髪が痛む原因としては、
・シャンプーのやり方が悪い
・ドライヤーの時間が長い
・カラーやパーマ
・紫外線
・コテやアイロン
などがあります。

・シャンプーのやり方が悪い
シャンプー中は髪の毛が濡れていて、キューティクルが膨れ上がっているので、強く擦ってしまうだけで簡単に剥がれてしまいます。
なのでシャンプーをする時は優しく丁寧に、髪を強く擦らないようにシャンプーをしましょう。

・ドライヤーの時間が長い
ドライヤーの時間が長いと、キューティクルは熱に弱い性質があるので傷んでしまいます。

髪の長さがミディアムの人で約5分、ロングの人で約10分くらいで乾かしましょう。
そのために、しっかりとタオルドライで余分な水分を取ってからドライヤーを使うようにしましょう。

⚠︎ドライヤーで髪が痛むなら自然乾燥は?と考えた方もいると思いますが、自然乾燥は絶対にやめてください。
 髪の毛は濡れているとキューティクルが開いた状態になります。すると、髪内部のタンパク質がどんどん外に出てしまうので簡単に髪が傷んでしまいます。
 髪はなるべく短時間で必ず乾かすようにしましょう。

・カラーやパーマ
まずは、カラーから説明します。
カラーは薬剤で髪のキューティクルを無理やり開かせて、上の図にある髪内部のコルテックスにあるメラニン色素を脱色して着色を行います。
そのため、髪の外側にあるキューティクルが剥がれるのはもちろんのこと、髪内部にまでダメージを受けるので髪は痛みます。

次は、パーマについて説明します。
パーマの場合も薬剤で髪のキューティクルを無理やり開かせるところまでは同じです。
そこからコルテックスよりさらに内部にあるシスチン結合という髪の毛の結合を一度切り離し、作りたい形状に再結合します。

カラーもパーマも、キューティクルは剥がれ、髪の内部にまで相当なダメージを負ってしまうので髪は当然痛みます。
カラーやパーマは、髪が傷んでいる時はひかえたり短期間で連続してやらないように注意しましょう。

・紫外線
髪が健康な状態なら、紫外線を短時間浴びる程度であればあまり気にする必要はありません。
ですが、髪の毛が傷んでいた場合は、キューティクルが剥がれ内部のメラニン色素が減少しているので、紫外線から受けるダメージが大きくなります。
長時間紫外線を浴び続けるとダメージが蓄積され、髪が傷んでしまうので長時間外に出る場合は日傘や帽子など紫外線予防を心がけましょう。

・コテやヘアアイロン
ドライヤーの所でも説明しましたが、髪の外側のキューティクルには熱に弱い性質があります。
コテやヘアアイロンは、ドライヤーよりも高温で髪の形状を変えているので、それだけ髪の毛を痛めてしまいます。
なるべく髪を傷ませないように、自分の髪に効く最低温度を見つけて髪に加える温度や時間をなるべく減らすことや、毎日使わずに日にちを開けて使用しましょう。

他にも髪の痛む理由はありますが、代表的なものを紹介させて頂きました。
一度傷んだ髪の毛は自己修復することはありません。
ですが、毎日のご自宅でのケアや、サロンでのトリートメントやヘッドスパなどでダメージを少しでも抑えられることは出来ます。

髪の傷みが気になる方は気軽にキャストにお声掛け下さい。
お客様に最適なケア方法やアイテムをアドバイスさせて頂きます。

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