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お悩み Q&A カラーについて: 2018年1月

ヘアカラーの種類と仕組み

ヘアカラーの種類と仕組みについて
お話しさせて頂きます。
 
ヘアカラーには皆さんが思ってるより
細かく分類されています。
 
○一時染毛料
カラースプレー、カラーワックス、カラーマスカラ
表面に付着し、一度のシャンプーで落とすことができます。薬事分類は化粧品。
ダメージは出ません。
 
 
○半永久染毛料
ヘアマニキュア、塩基性カラー、カラートリートメント
色が鮮やかでツヤが出やすい反面、色持ちが長続きしづらい。薬事分類は化粧品。
ダメージは出ません。
 
 
○永久染毛剤
アルカリカラー、低アルカリカラー
明るいヘアカラーができ、色幅も広く幅広い年代の方が
やられています。薬事分類は医薬部外品。
ダメージが多少出ます。
 
 
○脱色・脱染剤
ブリーチ、ブリーチスプレー
髪の毛のメラニン色素を破壊し、明るくすることができる。
薬事分類は医薬部外品。
ダメージが出ます。
 
ヘアカラーを大きく分けるとこの4種類ほどに
分類されます。
 
中でも多くの方がやられているアルカリカラーは
オシャレ染め、白髪染め共に含まれます。
 
今回は永久染毛剤について少しお話しさせていただきます。
 
まず、ヘアカラーをするにあたって美容師さんは
その方の髪を見極め、どんな薬剤を使えばいいか
選定しています。
 
特に、美容師さんが重視しているのがメラニン色素。
このメラニン色素が髪の毛の黒さを出しているのですが、
日本人は2パターンに分かれると言われています。
 
まず、毛が太くしっかりした方に多くみられやすいのが
ユウメラニン。このユウメラニンはヘアカラーをした際に
赤っぽくなりやすい方やオレンジっぽくなる方が当てはまります。
 
もう1つはフェオメラニン。フェオメラニンは
細毛〜普通毛の方に見られやすく、
地毛が真っ黒ではなく若干茶色の方に多く見られ、
ヘアカラーをした際に黄色っぽくなってしまう方が
当てはまります。
 
美容師が薬剤を選定する際にこのメラニン色素が
分かっていないと希望通りのカラーにならなかったり、
全然色が入らなかったりといった
仕上がりになってしまいます。
 
もう1つ美容師が頭の中で同時に考えていることが
補色の関係です。
 
色彩検定やパーソナルカラー検定を勉強したことがある方は
聞いたことあるこのワード。
美容師もこの補色の関係が頭に入っていないと
カラー選定が相当難しくなります。
 
補色とはある色と真反対の色の関係のことで
ヘアカラーにおいては補色の色を補うことで
出したくない色味を打ち消してくれる効果があります。
 
例えば、ヘアカラー後のオレンジっぽくなるのが
お悩みの方はブルー(アッシュ系)の色を
混ぜることでオレンジ味を打ち消すことができたり、
黄色っぽくなるのがお悩みの方はパープル(紫)を
混ぜることで退色時の黄味を抑えることができます。
 
ヘアカラーでのお悩みやわからないことがあれば
いつでもアンツキャストにご相談くださいね!
 

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